内部打合せ資料 / DRAFT

CloudGear AI 全社展開 構築案

Claude(個人 Max + Team)/ GitHub(Team)/ Cloudflare(共有)を組み合わせ、 武知・瀬戸・高岡・渋谷の4人体制で AI 活用と組織統制を両立する構築案。 各セクション末尾にコメント欄あり。意見・質問はその場で投稿してください。

作成日:2026-05-24 / 検討用ドラフト / 参加者:武知・瀬戸・渋谷
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構想の全体像

なぜ今、AI 活用を全社統制下に置くのか

「武知個人で使う AI」から「会社として使う AI」へ移行する

現状は個人プランで武知・瀬戸が AI を活用中。これを「会社契約・組織管理・統制つき」の体制に移行し、 武知の負担を減らしつつ、瀬戸・高岡・渋谷も同じ基盤で生産性を上げる構成へ。

① 情報の組織化

個人アカウントに散らばっていた知識を、git・Cloudflare・Team workspace で全社共有する基盤に。

② 統制とガバナンス

個人利用の混入・機密漏洩・属人化のリスクを、規程+技術的抑止+記録の3層で管理。

③ 営業武器化

「弊社は AI を組織管理下で運用」がそのまま M365/kintone 導入支援の説得材料に。

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最終構成(プラン・コスト)

4サービスを組み合わせた月額構成

サービスプラン担当月額
ClaudeMax 20x(個人継続)武知$200 ≒ 30,000円
ClaudeTeam プラン 5枠武知(admin)/瀬戸/高岡/渋谷/予備1枠$125 ≒ 19,000円
GitHubTeam プラン 4枠全員$16 ≒ 2,400円
CloudflareFree 共有全員(メンバー招待)0円
合計約 51,000円/月(年 約 61万円)
回収の目安:営業1名(高岡)の生産性が月8時間向上すれば月額分は回収可能。 1年で61万円は、IT 会社の標準的なツール投資として極めて妥当。

ツールの使い分け(4人別 Desktop / CLI)

同じ Claude でも、役割によって使う道具を変える

大前提:Claude には CLI 版(ターミナル)と Desktop 版(チャットアプリ)の2形態があり、 どちらも同じプランで使える。業務によって使い分けるのが正解で、無理にどちらかに統一する必要はない。
担当メインサブ選んだ理由
武知
社長+SE+構築
CLI + Desktop 両方 重い開発・自動化は CLI、PDF/画像分析・調べものは Desktop。すでに両方を使い込んでおり、強みを最大化するため継続
渋谷
SE
CLI 主体 Desktop(補助) 構築スクリプト・保守自動化・作業報告書のテンプレ化が SE 業務の本体。CLI の自動化能力・git 連携が必要
瀬戸
営業部長
Desktop 主体 CLI(決まった作業のみ) 営業部長の業務は対話・判断・レビューが中心。CLI の学習コストを最小化し、即戦力化したい
高岡
営業
Desktop 主体 CLI(決まった作業のみ) 営業実務(提案・議事録・メール)は会話的に使うのが最も生産的。技術習得は最小限で済む

CLI が得意なこと(重い作業に強い)

・複数ファイル一括編集/コード生成
・スクリプト実行・自動化
・git 連携(コミット・ブランチ操作)
・大規模な開発作業・SaaS 構築
・スケジュール実行(朝の自動レポート等)

Desktop が得意なこと(会話と相談に強い)

・対話的なやりとり(質問・壁打ち)
・PDF・画像の分析
・調べもの・要約
・文書作成のドラフト
・敷居が低い(普通のチャット UI)

運用ルール:武知・渋谷は両方を自由に使う。 瀬戸・高岡は、Desktop を日常使いし、CLI は武知が用意した「決まったコマンド」だけ叩く形にする。 これで学習コストを最小化しながら、AI 活用の生産性を全社へ広げる。
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武知の運用(Max 20x + Team)

個人 Max を維持しながら Team の管理者として参加する2workspace 運用

Workspace用途容量
個人 Max 20x重い自動化・個別案件・SaaS開発(既存継続)Max 20x のフル容量
CloudGear Team workspace組織管理・共有 Projects・メンバー対応Team 標準容量
使い分けの肝:個人作業は Max workspace、組織作業は Team workspace。 claude.ai/Claude Code の workspace 切替で行き来する。容量は今のまま維持されるのがこの設計の最大ポイント。

武知が Team 管理者として行うこと

・メンバー招待/削除
・月次の利用統計確認
・課金管理
・Shared Projects の管理
・規程の周知

武知個人の Max を残す理由

Team 1シートは Max 20x の容量を保証しない。
武知の重い処理(PowerShell 大量生成・SaaS 開発)を維持するため Max 継続が必要。

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瀬戸の Pro → Team 完全移行

既存の Pro を解約し、Team workspace に統合する手順

移行のキモ:過去のチャット履歴・Custom Instructions は自動移植されない。 並走期間を設け、必要な知識をファイルに出してから Pro を解約する。

移行ステップ(2週間)

STEP1

棚卸し(30分〜1時間)

Pro で使っている Custom Instructions・重要 Projects・引き継ぎたいチャットを抽出して瀬戸_pro_export/フォルダにまとめる。

STEP2

引継書化(武知が Claude Code で)

エクスポート+瀬戸の作業フォルダを Claude Code に読ませ、CLAUDE.md・引継書・テンプレートを自動生成。

STEP3

Team workspace 参加

同じメアド seto@cloudgear.jp で招待を受ける。Personal Pro と Team 並走状態へ。

STEP4

並走運用(1〜2週間)

Team workspace で日常業務を進めながら、必要なら Personal の過去ログを参照。

STEP5

Pro 解約

Personal は自動的に Free にダウングレード。過去ログは Free でも閲覧可能。新規業務は Team で完結。

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高岡の活用(営業実務)

最もレバレッジが効く1人。AI 支援で実質 1.5〜2人分の生産性へ

業務AI でやること期待効果
提案書ドラフトヒアリングメモ → 提案HTML を量産1件 30分 → 5分
商談議事録Teams録音 → 議事録 → 次アクション抽出会議後の整理時間ゼロ
顧客サマリ訪問前に過去の提案・保守履歴を1枚に準備時間短縮、抜け漏れ防止
メール下書き問い合わせ一次対応・フォローレスポンス速度向上
見積たたき台類似案件から雛形を生成提案サイクル短縮
注意:AI 出力は必ず人間が確認してから外に出す。 高岡が作った提案は瀬戸がレビュー → 必要なら武知が承認、の3段チェック。
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渋谷の活用(SE:構築・保守・作業報告書)

「武知の卒業」を実現する核となる施策

構築

M365 テナント設定、kintone カスタマイズ、Azure リソース展開のテンプレ化。
PowerShell/Graph API スクリプトの自動生成。

保守

担当顧客一覧・契約更新アラート・トラブル対応ナレッジベース。
kintone「保守履歴」アプリへ自動登録。

作業報告書

構築完了報告・保守作業報告・社内週次レポートを、作業フォルダから自動ドラフト。

渋谷専用に用意する6つのセット

セット内容
A. 渋谷用 CLAUDE.mdクラウド系商材の鉄則・地雷・お決まり
B. 構築テンプレ集M365/kintone/Azure の標準テンプレ
C. 保守ダッシュボードCloudflare Pages 上に公開。担当顧客一覧・更新アラート
D. 作業報告書テンプレ顧客向け/社内向けの2種類
E. kintone 連動「保守履歴」アプリへ自動登録
F. ナレッジベース過去のトラブル・解決方法を検索可能化
経営効果:渋谷がクラウド系商材を全カバーできれば、 武知は経営とプロダクト戦略に集中できる。これがこの構築案の最大の経営効果。
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GitHub Team 化

既存 Org をアップグレード。CODEOWNERS の強制レビューが解禁される

GitHub Team で「会社のコード資産」を組織で守る

個人 Free → Organization Team 化することで、レビュー必須化・本番ブランチ保護・コード共有・自動デプロイの統制が一段強くなる。武知・渋谷の共同開発が現実的になる。

共同開発が安全に

武知・渋谷の両者が同じリポジトリでコードを書く際、CODEOWNERS の必須レビューで「誰のチェックを経たコード」かが追える。

本番事故を防ぐ

main への直接 push 禁止、CI 通過必須など、Branch protection rules でガードレールを敷ける。

自動デプロイの統制

kintone customize-uploader、Cloudflare Pages、Azure Functions などの自動デプロイ基盤を組織の共通基盤として運用できる。

★ コード以外の「社内共有物」も同期できる

「顧客情報」「議事録」「業務ルール」を、コードと同じ仕組みで全社共有

GitHub Team はコードだけのものではない。テキスト・Markdown で書ける情報すべてに、変更履歴・複数人同時編集・全文検索・バックアップが効く。 「武知の PC にしかない最新版」を、全員が git pull 一発で取得できる状態にする。

同期したい共有物具体例git で実現できること
顧客情報 接続先情報.md / 案件サマリ / 担当履歴 / 契約状況メモ 武知が更新すれば渋谷もすぐ同期。退職リスク・属人化を解消
提案書・議事録 提案 HTML / 商談議事録 / 打合せメモ 過去の提案を全文検索。再利用しやすい
業務ルール・テンプレ CLAUDE.md / 構築テンプレ / 作業報告書テンプレ 4人全員が同じルールで作業。標準化が機能する
ナレッジ・FAQ 過去のトラブル対応 / FAQ / 手順書 同じ問題を繰り返さない仕組みに
引継書・設計書 各顧客の構築設計 / 経緯 / 判断理由 「なぜこの設計にしたか」を変更履歴とともに残せる

変更履歴が全部残る

誰が・いつ・何を変えたかが git log で追える。「この設定、誰がいつ変えた?」が一発でわかる。

4人で同時編集できる

同じファイルを同時に触っても git が衝突を解決してくれる。
Word の「最新版どれ?」問題が起きない。

機密はそのまま社内限定

Private リポジトリなので公開されない。さらに .gitignore で機密ファイル(KeePass 等)を除外できる。

注意:顧客のパスワード・API キー・証明書のような L3 情報は git に入れない.gitignore で除外)。 これらは引き続き KeePass で管理し、git には「メタ情報 + KeePass 参照」だけを置く。

機能比較

機能FreeTeam(新)
Private リポジトリ✅ 無制限✅ 無制限
GitHub Actions 分数2,000分/月3,000分/月(増加)
CODEOWNERS 強制レビューお願いベース✅ 必須化可
Branch protection(詳細)限定的✅ Required status checks
Code review 自動 assignなし
既存リポジトリ・履歴✅ そのまま引き継ぎ
確認事項:現在の `takechi-cloudgear` が Personal アカウントか Organization かを最初に確認。 Organization なら直接 Team へアップグレード可能。Personal なら新規 Org を作って Transfer。
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Cloudflare 共有

Free プランのまま、メンバー招待だけで共有化

Cloudflare で「無料で社内向け Web ツール基盤」を作る

Free プランのまま複数メンバーで管理可能。Pages(公開)/Access(認証)/Workers(処理)/KV(保存)が組み合わさり、社内向け Web ツールの基盤になる。今回の構築案サイト自体も Cloudflare で動く。

Pages — 静的サイトの自動公開

GitHub に push すれば1〜2分で本番反映。HTML・JS・画像のホスティング。Teams TODO・売上分析・LCS など全部ここで動いている。

Access — メール認証で社内限定

許可リストのメアドだけに閲覧を許可。PIN 認証で簡単。サーバー側の権限制御は不要。

Workers + KV — 動的処理 & データ保存

サーバー不要の API・データ保存。コメント機能・画像保存・自動化スクリプトがここで動く。Pages Functions と組み合わせて使う。

メンバー権限設計

メンバーロールできること
武知Super Administratorすべて(既存維持)
渋谷AdministratorPages/Access/Workers の設定変更
瀬戸Read閲覧のみ
高岡Read閲覧のみ
追加コスト:0円。Cloudflare Free は複数メンバー招待が標準機能として含まれる。 既存の Pages サイト・Access ポリシー・Workers はすべてそのまま動く。
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ガバナンス・運用ルール

技術+規程+記録の3層で「個人利用」「機密漏洩」「属人化」を防ぐ

機密情報の3階級

レベルAI に渡す可否
L1:公開可会社名・業種・公開Web情報✅ 可
L2:社内限定提案内容・見積金額・保守内容(NDA合意済み顧客)✅ 可
L3:絶対NGパスワード・APIキー・証明書・顧客の機密データ❌ 不可

監査の3層

役割
Claude Team使用量統計(チャット内容は管理者も不可視=プライバシー保護)
GitHubコミット履歴・PR履歴で「誰が何を変えたか」
PC監視(既存)Web 閲覧・アプリ利用の記録
AI 利用規程:業務目的に限る/個人アカウント禁止/L3情報は AI に渡さない/ 違反時の処分を明記。Phase 0 中に文書化し、全員が署名する。
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移行ロードマップ(6週間)

5フェーズで段階的に構築

PHASE0

準備(1週間)

Anthropic/GitHub 状態確認、各メンバーの個人プラン有無確認、AI 利用規程ドラフト作成、機密3階級定義。

PHASE1

武知セットアップ(1週間)

Team workspace 新規作成、武知が admin で参加(Max は維持)、共通 CLAUDE.md 整備。

PHASE2

瀬戸の完全移行(2週間)

棚卸し → 引継書化 → 並走 → Pro 解約。並走中は二重課金(月 $20)期間あり。

PHASE3

高岡・渋谷の参加(1週間)

Team 招待、半日ハンズオン、役割別の初期セット提供。渋谷向けは構築・保守・報告書の3セット重点整備。

PHASE4

GitHub Team・Cloudflare 共有(1週間)

Org アップグレード、Branch protection/CODEOWNERS 強制設定、Cloudflare メンバー招待。

PHASE5

運用開始(継続)

月次の利用統計レビュー、規程運用、定例の改善サイクル。

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リスクと対策

想定される失敗パターンを先回りで潰す

リスク対策
武知の Max 容量不足Max 20x は維持。Team は他3人+予備
瀬戸の引継ぎ漏れ並走1〜2週間、Pro 解約は Free 化で履歴温存
個人利用の混入AI 利用規程+PC監視+Team 統計の3点監視
顧客機密の AI 流出L1/L2/L3 階級と MCP 除外設定の徹底
渋谷の容量不足月次の利用量レビューで早期検知、必要なら Max 5x 追加
退職リスクアカウント停止+PC初期化+KeePass パスワード更新の手順を準備
二重課金期間Phase 2 の並走1〜2ヶ月のみ、月 $20 程度
GitHub Actions 分数不足Phase 0 で現状消費を確認、Team 3,000分で足りるか判定
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議論したい論点

瀬戸とこの場で詰めたいポイント

Q1. Team プラン年契約 vs 月契約

年契約は約17%安いが1年コミット。最初は月契約で試して年に切替もあり。瀬戸さんの感覚は?

Q2. 5枠目(予備)の使い道

採用枠/管理者テスト用/自動化スクリプト専用 — のどれにするか。

Q3. AI 利用規程のドラフト時期

Phase 0 中に完成させるか、運用開始後に追記するか。

Q4. Cloudflare Zero Trust 導入

個人 claude.ai アクセスをブロックするための Zero Trust 設定を入れるか。

Q5. 移行のスタート時期

Phase 0 を今月中に始めるか、来月からか。

Q6. 瀬戸の Pro 棚卸し

現在の Pro でどこまで使い込んでいるか。引き継ぎたい資産はあるか。

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